Tポイント離れ問題が話題になっているが、いまだにその流れは緩和されない見通し。
ブックオフ、ZOZOTOWN、伊勢丹でTポイントカードが使えなくなったのは記憶に新しい。
長年Tポイントカードを愛用している人からすれば、Tポイントを貯められるお店が減っていくのは非常に不便なので、勘弁してほしいものだ。
この先、どのお店でTポイントカードが使えなくなるのか。また、使えなくなる可能性があるお店はどこなのかを見てみよう。
この記事のざっくり情報
ドトールでTポイントカードが使えなくなることが判明!
ドトールコーヒーは、2019年4月19日(金)をもって、Tポイントカードポイントプログラム終了を公式サイトで発表した。
出典:ドトールコーヒー公式サイト
ドトールでTポイントを貯められるのは、2019年の4月19日(金)の当日中にお会計した分までとなる。
これは非常に困る。何を隠そう、筆者もTポイントカード所有者である。しかもドトールコーヒーが大好きときたもんだ。
仕事終わりにドトールに立ち寄り、チマチマTポイントを貯めるのが地味に楽しかったりしたのだが、それが4月20日からできなくなると思うと、残念でならない。
きっと同じようにガッカリするTポイントカードユーザーも大勢いるに違いない。
マルチポイント化を公表したお店一覧
2019年3月25日の現時点では、Tポイントカードとの提携をやめると公表はしていないものの、マルチポイントシステムを導入することにより、その可能性が高まりつつある店舗をご紹介。
(マルチポイントシステム:ひとつのポイントカードに縛られず、いくつかのポイントカードの中から利用者が好きなものを選んでポイントを貯められるシステム)
ファミリーマート
Tポイントカード離脱問題で現在最も騒がれているのが国内大手のコンビニエンスストアチェーンのファミリーマート。
「Tポイント」を運営する会社の株式を売却する方向で調整に入ったというニュースも報じられている。
→すでにマルチポイントシステム化を進めている
すかいらーくグループ
国内大手ファミリーレストラングループは?と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶのがすかいらーくグループではないだろうか。
バーミヤン、ガスト、ジョナサンは多くの人が頻繁に利用しているはずだ。FLO(フロ)というケーキ屋も展開している。
→楽天やNTTドコモの共通ポイントの導入を検討している
Yahoo!Japan
国内大手の検索サービスを運営。他にもショッピングサイトなど、さまざまな分野で知られている。
→自社スマホ決算サービス「paypay」に注力(期間固定Tポイントがpaypayに変更)
ソフトバンク
国内大手の携帯通信会社。
→自社スマホ決算サービス「paypay」に注力(期間固定Tポイントがpaypayに変更)
Tポイントカードが使えなくなるお店は増えるかも…?
ご覧の通り、マルチポイントシステムを導入済み、あるいは検討しているのは、大手企業ばかりが目立つ。
とくにYahoo!とソフトバンクでのショッピングで付与されていた期間固定Tポイントがpaypayの付与に変更されたことは、重大な意味が隠されていると取れる。
もし、このまま「paypay」などの新サービスの需要が拡大していけば、各企業がTカードから離脱してしまう可能性は十分にありえるということだ。
現在、Tポイントカードの運営会社「CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)」は、運営の見直しを迫られているといっても過言ではない。
Tカードユーザーの筆者からすれば、なんとかTカードの需要を取り戻してもらいたいものだ。
レジで「Tカードはお持ちでしょうか?」という言葉が聞けなくなる日は、近いのかもしれない。