5月7日のマツコの知らない世界は「ごまの世界」がテーマでした。
同コーナーで、21年間毎食ゴマを食べ続けている深堀勝謙(ふかほりかつのり)さんが、ごまに対する愛を熱心に語りつくしていたわけですが…
その放送を見て、そんなに毎日毎日、毎食欠かさず21年間も"ごま"を食べ続けても大丈夫なの?って気になりますよね。
確かにごまは美味しいし、昔から体に良いと言われていますが… いくらなんでも食べすぎな気が(^^;
しかも番組内では食べ物にものすごい量のごまを振りかけていましたよね…。
体にいいものでも、食べすぎると返って体に悪影響がある気もします。
そんなに毎日ごまを食べ続けても平気なのか。副作用や体への影響は大丈夫なのか。
気になったので調べてみました。
ごまを毎日(毎食)食べるのは平気?
結論から言うと、ごまの食べすぎは体に良くないです。
ごまは、たんぱく質・炭水化物・脂質・ミネラル・ビタミン・鉄分などが豊富に含まれています。
血中コレステロールを減らす役割があったり、抗酸化作用もあります。血管の老化を抑えたり、免疫力を高めたり…
とにかく体に良いことは間違いないです。
ですので、『毎日スプーン大さじ2杯(約18g~20g)』程度の摂取は推奨されています。
「毎日」はいいけど「毎食」は食べすぎ
ごまは良質な栄養素が豊富で体に良いので、「毎日」食べても平気です。むしろ健康のために食べた方がいい。
しかし、「毎食」になると話は別です。
ごまは良質な栄養素が豊富ですが油分も多く含まれています。
ごまは約50%が脂質という油分の高い食品です。
実はごまは100gあたり599kcalと、高カロリーな食品なんです。
そのため、過剰に摂取し続けると、肥満や高血圧などの原因の恐れがあります。
体に良いものだからと言って、摂りすぎは禁物です。
ほんとに少量ずつにして分けて食べれば「毎食」食べても平気でしょうが…。
依存症で副作用や体への影響は大丈夫か
ごまを定期的に食べ続けているとクセになり、毎日毎日ごまを食べなければ気が収まらない「ごま依存症」になる方が稀にいらっしゃいます。
毎日適量を摂取する分には構わないのですが、ごまは小さくて食べやすいので、中毒になるとついついザクザク食べ続けてしまう状態になるなんてことも。
そうなってしまうと、やはり油分の摂りすぎになってしまいます。
それから、ごまに含まれている「食物繊維」も悪いように体に影響してしまいます。
本来食物繊維はやはり体に良いものなんですが、こちらも摂りすぎると返って体に毒です。
食物繊維を過剰摂取しすぎると、腹痛や下痢の原因となり、腸内環境が悪化する恐れがあります。
体に良いと言われているものでも、過剰に摂取してしまっては、思わぬ副作用となる可能性がありますので、注意が必要です。
ごまをそのまま食べると損?
すこし余談なんですが、ごまだけをそのままボリボリ食べると、ほとんどつぶれない(噛み砕けてない)状態で飲みこむことになります。
そのため、満足に消化されずに排泄されてしまいます。
これでは、せっかくのごまの栄養が体に十分に吸収されずに、ただ高カロリーの食品を食べているという状態になり兼ねません。
ごまの栄養素を無駄にしないためには、しっかりすり潰して食べるのがおすすめです。
…でも、すり潰さない状態でのあのボリボリした食感も捨てがたいんですけどね(^^;
いずれにせよ、ごまだけをそのままボリボリ食べるのは控えるべきですね。
まとめ
以上、「ごまを毎日(毎食)食べ続けても平気?依存症で副作用や体への影響は大丈夫か」についてでした。
ごまは美味しくて体にいいですが、油分が多いので食べすぎは禁物です。
また、食物繊維の過剰摂取に繋がり、腸内環境へ悪影響を及ぼす可能性もあります。
体への影響は個人差があるとは思いますが、やはりなんでも"適量"が一番ってことですね。
ごまは美味しいからって、食べすぎないように注意しましょう。