7pay(セブンペイ)の不正アクセス被害が問題になっていますね。
なんでもアカウントが第三者に乗っ取られ、登録しているクレジットカードで勝手にチャージされ
20万円もの被害にあわれた人もいるようです。
セブンペイで不正アクセスが発覚したとなると、同じ日にサービスが開始されたFamiPay(ファミペイ)は大丈夫なのか不安に思いますよね。
そこで今回は「ファミペイは安全で大丈夫?不正アクセスの危険性や被害に関する注意点」と題して、
ファミペイの安全性や不正アクセスに関する注意点をまとめていこうと思います。
この記事のざっくり情報
ファミペイは安全?結論→100%安全な電子マネー決算システムは存在しない
結論から申しますと、100%安全な電子マネー決算システムなど存在しません。
なので、ファミペイが絶対に安心とは言い切ることは出来ません。
今のところファミペイ利用者に不正アクセスによる被害は報告されていませんが、この先どうなるかわかりません。
大手ソフトバンクとヤフーが運営する『PayPay(ペイペイ)』にも不正アクセス被害が発生しました。
今回のセブンペイを運営するセブン&アイも当然大手です。
また、ファミペイは登録できるクレジットカードの種類が1種類のみなので、クレジットカード被害にあう可能性が低いように思えますが、
それも安易な考えです。
そのため、不正アクセス被害にあわないようにするためには、自身のパスワード管理を徹底し、
少しでも被害リスクを抑える必要があります。
ファミペイはファミマTカードのみ登録可能で被害リスクが低い?
ファミペイアプリに登録した方ならすでにご存知だと思いますが、
ファミペイに登録できるクレジットカードは『ファミマTカード』のみとなっております。
〈ファミペイに登録できるクレジットカード〉
- ファミマTカード
そして今回不正アクセスが問題となっているセブンペイでは『セブンカード』のほかに
たくさんのクレジットカードが登録可能となっております。
〈セブンペイに登録できるクレジットカード〉
- セブンカード・プラス/セブンカード
- クラブ・オン/ミレニアムカード・セゾン
- JCBカード(一部対象外)
- NICOS、DC、MUFG、UFJ、三井住友カード、クレディセゾン…など
こうして見ると、ファミペイはセブンペイとは違い、
登録できるクレジットカードが1種類のみなのでセキュリティ管理がしやすく、
不正アクセスによるクレジットカード被害にあうリスクが低いように思えます。
しかし、クレジットカードの登録可能種類は被害リスクにあまり関係がありません。
というのも、今回セブンペイ利用者が被害にあった経緯は、
第三者がクレジットカード情報ではなく、セブンペイアカウントに不正アクセスし、そこから勝手にクレジットカードチャージをしたことが原因です。
つまり、アプリ自体に不正アクセスされてしまえば、どのクレジットカードを登録しているかなんて関係ないということになります。
なのでファミペイが登録できるクレジットカードは『ファミマTカード』のみだとしても、
クレジットカード被害にあうリスクが減るとは言い切れないのです。
追記
新たに入った情報によりますと、ファミペイがファミマTカードしか登録できない件に関してファミリーマート側は
「セキュリティ管理をしやすい環境を構築するため」と説明しているようです。
また、今回のセブンペイへの不正アクセスは『二段階認証』を設けていなかったことにも原因があるようです。
それらを考慮すると、少なくとも現時点ではファミペイはユーザーが安心して利用できる優良サービスだと言えるかもしれませんね。
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パスワードの使いまわしは避ける
クレジットカード被害にあわないようにするためには、第三者による不正アクセスを避けることが重要です。
不正アクセスによる被害にあわないようにする一番の対策は、
やはりパスワードの使いまわしは避けることです。
それから、誰にでもわかるような単純なパスワードの設定も危険です。
これらはどのサービスに登録するさいにも注意しなければならない基本的なことです。
ファミペイではチャージをするための暗証番号を4桁~6桁の数字で設定することになっているので、
出来れば最大6桁で推測されにくい番号を設定しましょう。
実際、今回のセブンペイで不正アクセスが起きた原因は、
セブンペイにクレジットカードを登録するときに設定する認証パスワードと、セブンペイのログインID・パスワードを同じ文字列にしてる、
またはログインID・パスワードを推測されやすい簡易な文字列にしていたためである可能性が非常に高いと言われています。
パスワードの重要性が改めて実感できますね。やはりパスワードの使いまわしや簡単な文字列での登録は避けるべきです。
不安であればクレジットカードの登録はしない
もし、ファミペイ利用によるクレジットカード被害が不安なのであれば、
クレジットカードを登録しないという選択もありです。
幸い?ファミペイに登録できるクレジットカードは『ファミマTカード』のみなので、
クレジットカードを登録しないで利用するというユーザーも多いようです。
どうやらファミペイに登録したけど、ファミマTカードを持っていないという人が多いみたいですね(^^;
もしクレジットカードを登録せずにファミペイを利用する場合は『レジで現金チャージ』をする必要があります。
利便性はかなり落ちますが、被害リスクを回避できるのであれば…ってところですね。
履歴に身に覚えのない取引があった場合はすぐにカード会社に連絡を
もし、ファミペイアプリに履歴に身に覚えのない取引が見つかったら、
すぐにファミペイやカード会社(ファミマTカード)へ連絡しましょう。
現時点ではファミペイの被害が見受けられないので
不正アクセスがあった際にはファミペイ側がどのような対応をしてくるかの詳細は不明ですが、
不正アクセスが発覚後、返金に応じてくれることでしょう。
しっかりとアプリ内の履歴をチェックすることも大事ですね。
まとめ
今回は「ファミペイは安全で大丈夫?不正アクセスの危険性や被害に関する注意点」と題して、
ファミペイの安全性や不正アクセスに関する注意点をまとめてみました。
先ほどもお伝えしましたが、やはり100%安全な電子マネーは存在しません。
被害にあわないようにするためは、パスワードの管理や、クレジットカード登録を控えるなど、
少しでも被害リスクを抑える必要があります。
電子マネー決算が主流化しつつあり、便利な世の中になってきてはいますが、
同時に不正アクセス被害も増えつつある現実はなんとも言い難いところがありますね…。
結局、"自分の身は自分で守る"という点は、いつの時代も変わらないということですかね。
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。